1934年、ドイツのドルニエ社によって開発、初飛行に成功した双発機がドルニエDO17です。高速性能を追求した機体形状は滑らかな機首と細い胴体を特徴とするデザインを採用していました。1937年に配備が開始され、スペイン内乱で実戦参加。その結果を反映して改良されたのがDO17Zタイプで、DO17の主力型です。エンジンはブラモ323空冷星形を搭載。当初、900馬力型が装備されていましたが途中からよりパワフルな1000馬力型が装備されるようになりました。第二次世界大戦ではイギリスとのバトル・オブ・ブリテンに参加。その後1940年には生産が停止され、後継機となるDO217に生産は移っていきましたが、終戦まで東部戦線などで奮戦を続けたのです。2013年にはイングランド南東部の海中からバトル・オブ・ブリテンで墜落したドルニエDO17の機体が発見され、引き上げられました。RAFミュージアムで展示が予定され、現存する唯一のDO17として話題を集めたのです。
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ドルニエDO17の主力タイプ、DO17Zを1/72スケールで再現。細くスマートな機体形状や空力を考えたデザインなど、ドルニエDO17の特徴をリアルに
モデル化しています。コクピットには縦一列に並んだ4名のクルーフィギュアをセット。透明パーツのキャノピーから覗くスタイルが特徴的です。脚は出した状態、収納した状態のどちらか選んで組み立て可能。透明のスタンドパーツも
セットされていますから、飛行状態での仕上げも魅力的です。パーツ点数は約50点。マーキングは2種類をセット。迷彩塗装での仕上げが楽しみです。
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