ジャガーの創設者 ウイリアム ライオンズは、若いころから憧れを抱いていた、アームストロングシドレー社の高性能航空機エンジン「ジャガー」から商標権を譲り受けて、戦後すぐに社名をSSカーズリミテッドからジャガーカーズリミテッドに改めました。MkIVは1945年から発売され、ジャガーの名前を冠した初めての車です。新たに開発されたOHVエンジンと量産によるコストダウンを徹底して安価で販売し、当時の高級車 ベントレーにも劣らない車として人気を博しました。モデルの車は、1948年製の2ドア ドロップヘッドクーペで、3.5リッター 直列6気筒エンジンで125馬力の性能を発揮しました。長いボンネットと美しい曲線を描いた前後のフェンダーが特徴的です。また自立型の大きなルーカス製ヘッドランプやワイヤーホイール、豪華な車内も再現されています。縦型のグリルには往年のエンブレム「リーピングキャット」がジャガーらしさを強調しています。
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