AMX-10RCは1980年代に配備が始まった装輪装甲車で、105mm砲を搭載した高機動の対戦車車両でもあります。装軌式のAMX-10P装甲兵員輸送車と部品の共用化を図ったため、方向を変える場合は車輪の向きを変えるのでは無く、左右で車輪の回転スピードを変えるという「信地旋回で向きを変える装輪装甲車」というユニークな機構を備えています。AMX-10RCRは2000年以降に導入された改修型です。火器管制システムや通信システムの刷新を図り、増加装甲や新型の煙幕発生装置を装備。フランス陸軍は今後も既存のRCをRCRに改修して使い続ける予定です。
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