モデルはモックアップ段階で終わった計画戦車、ティーガーI H2型を再現。ティーガーI型戦車の車体にパンター戦車の砲塔を組み合わせたと思われがちなH2型ですが、その専用砲塔はモデルではもちろん新規金型でその形状を確実に再現しています。装甲の溶接跡などのディテールもしっかりと表現され、砲塔側面に設けられたピストルポートやコミュニケーションハッチ、エスケープハッチもモデル化。キューポラや75mmKwK.42主砲、防盾など、モックアップでしか実現しなかったH2型の砲塔完成形を実感たっぷりに立体化。車体はティーガーI型の直線的で力強いスタイルを再現。エンジンデッキのグリルや車体後部の排気管、足回りなどはサイバーホビーの実績ある表現が計画戦車にリアリティを加えます。履帯は組み立てやすいDSトラックを採用。足元の仕上がりを引き締めます。1943年から登場していたかもしれないティーガーIのH2型。大戦後半に活躍したようすを想像しながらマーキングや塗装などに腕を振るって仕上げてみるのが楽しみです。模型だからできる情景も広がります。
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