第二次世界大戦末期の1944年9月に就役、太平洋に進出して終戦まで日本本土空襲などの作戦に従事しました。排水量は 27100トン、全長は888フィートでエセックス級の1艦です。第二次大戦後、1952年に近代化改修を実施。アングルド・デッキが取り付けられて、カタパルトも装備されるなど、その姿を大きく変化させました。ジェット機の運用に対応する装備改修を施したシャングリラは、その後も近代化や改修が続けられ、アップデートされながら現役として活躍。太平洋艦隊や大西洋艦隊にも所属。その間、ベトナム戦争にも参加し、1971年に退役。第二次大戦からベトナム戦争と活躍を続けた艦歴に幕を下ろしたのです。
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モデルはアメリカ海軍の航空母艦シャングリラを1/900スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキットです。アングルド・ デッキを装備しジェット機に対応した姿に改修された後の状態をモデル化しています。仕上がりの全長は約30cm。艦底部分まで再現されたフルハルタイプのモデルです。船体は左右分割でその形状をリアルに表現。飛行甲板は1枚のパーツで再現。デッキ上のディテールはカタパルトなどをはじめ、彫刻表現が密度感あふれる仕上がりを演出。ラインなどのマーキングもカルトグラフ社製のデカールで細かく再現します。また、艦橋パーツはアンテナを含めて3つのパーツで構成。そして、甲板に配置される艦載機ももちろんモデル化。F8クルセイダーとF4Dスカイレイを各6機とタンデムローターヘリコプター1機もセットされています。パッケージアートは1960年から77年にリリースされていた当時のイラストを再現。
●ベテランモデラーには懐かしく手にしていただけることでしょう。手頃なサイズの航空母艦モデルは艦船模型ファンにはディテールアップなどに手を加えて仕上げるのも楽しみなキットです。
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