アメリカ軍がナイキ・ハーキュリーズミサイルの後継として1981年から配備したのがMIM-104パトリオットです。その後最初の大幅なアップデートが施され、電波妨害に対する性能アップなどが図られたのがMIM-104BパトリオットSAM PAC-1でした。長距離の地対空ミサイルシステムで低空から高空まで、幅広い範囲をカバー。1991年の湾岸戦争ではアップデートされたPAC-2が、イラク軍のスカッドミサイルを撃破するなど、注目を集めました。ミサイル本体が収まるコンテナ4基を装備する発射機に射撃官制装置などで構成され、コンパクトにまとめられているものも特徴です。
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