潜水母艦大鯨から改造された龍鳳は1942年に就役。1944年6月に初陣のマリアナ沖海戦で小破した龍鳳は、呉工廠において損傷個所の修理とともに噴進砲を追加するなど対空兵装を強化し、電探も装備。さらに飛行甲板は前部を延長した他、高角砲付近に切り欠きが設けられ、高角砲の射撃範囲が広がりました。台湾と本土の間の輸送任務に従事した「龍鳳」は、その後国内で待機任務となり、1945年3月19日に呉軍港において米機動部隊艦載機の空襲を受けました。この攻撃によって実に5発の命中弾を受けますが、辛くも沈没を免れ終戦を迎えたのです。
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