スーパーヒーローのお目付役兼後始末屋「ザ・ボーイズ」のクレイジーで危険な活躍を描いたアンチヒーローコミック! 『ヒットマン』や『プリーチャー』など数多くの人気作を世に出しているガース・エニスと、『Transmetropolitan』のダリック・ロバートソンがタッグを組んだヒットシリーズ『ザ・ボーイズ』の翻訳版が日本初登場。危険でクレイジーなスーパーヒーローのお目付役兼後始末屋「ザ・ボーイズ」の活躍を描いたアンチヒーローコミック。 コスチュームを着たヒーローが空を飛び、マスクをつけたヴィジランテ(自警団)たちが夜を徘徊する世界では、彼らがヤリすぎないよう誰かが見張っていなければならない。なぜならスーパーヒーローの中には、必ずしも「正義の味方」とは言えないような、やっかいな連中も存在するからだ。そこで登場したのが「ザ・ボーイズ」だ。ある意味、地上で最も危険な能力を持つスーパーヒーローに対抗するため、CIAが招集したのは、やっぱり危険でクレイジー、一筋縄ではいかないやっかいなヤツらだった。ビリー・ブッチャー、ウィー・ヒューイ、マザーズ・ミルク、フレンチマン、ザ・フィーメール、彼らは今日も「スーパーヒーローどものご乱行」に目を光らせる!
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本書は人気シリーズ『ザ・ボーイズ』全12巻のうち、「vol.1:The Name of the Game」と「vol.2:Get Some」を合本した翻訳版です。また、「ザ・ボーイズ」のメンバーのひとりウィー・ヒューイのモデルで、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』『ミッション:インポッシブル』『スター・トレック』など数々の映画にも出演している英国のコメディアン・俳優・脚本家サイモン・ペッグが序文を寄せています。
(作)ガース・エニス: コミックライター。北アイルランド生まれのアメリカ人。イギリスでデビューした後、アメリカで数々のヒット作を生み出す。代表作は『Judge Dredd』『Hellblazer』、日本でもヒットした『ヒットマン』、ドラマにもなった『プリーチャー』他多数。『プリーチャー』と『Hellblazer』ではアイズナー賞ベスト・ライター部門を複数回受賞している。
(画)ダリック・ロバートソン: コミックアーティスト。DCコミックスとマーベルの両方で数多くの有名キャラクター作品を手掛ける。コミック原作者ウォーレン・エリスと組んだオリジナルSF『Transmetropolitan』は人気シリーズとなった。
(訳)椎名ゆかり: 米国オハイオ州ボーリング・グリーン州立大学大学院ポピュラーカルチャー専攻修士課程修了。英語圏のコミック翻訳者、ライター。平成23~25年度、文化庁芸術文化課研究補佐員。訳書に『ファン・ホーム-ある家族の悲喜劇-』『ブラック・ホール』『サーガ』他。東京藝術大学非常勤講師。
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