地球規模の伝染病により、唯一とり残されてしまった地球最後の男、ヨリック・ブラウンの旅を描いた傑作グラフィックノベルの邦訳版第2巻が早くも登場! ある日突然、地球上からY染色体を持つすべての哺乳類が、地球規模の伝染病により瞬く間に死滅してしまった。ただひとり残されたヨリック・ブラウンは、離れ離れになってしまった恋人を探し求めて、ペットの猿アンパサンド、政府工作員「355」、遺伝学者のマン博士と共に旅を始める。なぜ彼は「地球最後の男」となってしまったのか…。
第2巻では、国際宇宙ステーションに滞在していた宇宙飛行士の女性1人と男性2人を乗せた宇宙船ソユーズが、帰還の途につく。ヨリックは地球最後の男ではなくなってしまうのだろうか?さらに、アリゾナへと向かうヨリックたちは、高速道路インターステート40に築かれたバリケードによって足止めを食らってしまう。そこにいたのは、アメリカ政府に恨みを抱く民兵組織「アリゾナの息子」だった…。
近年、トップクラスの人気を獲得したコミックブックシリーズのひとつで、アメリカコミック界で最も権威のある「アイズナー賞」の3部門を受賞。世界的ベストセラー作家スティーヴン・キングをはじめ批評家からも絶賛された傑作中の傑作。
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(作)ブライアン・K・ヴォーン: ニューヨーク大学在学中からプロとして活動し、バットマンからXメンまで、DCやマーベルの主要キャラクターのストーリーを執筆。現在米国で最も高い評価を受けているグラフィックノベルの原作者のひとりで、TVプロデューサーとしても『LOST』や『アンダー・ザ・ドーム』を手がけている。代表作はハーベイ賞、アイズナー賞、ヒューゴー賞を受賞した『サーガ』など。
(画)ピア・ゲラ: 米国ニュージャージー州生まれのカナダ人アーティスト。様々な独立系コミックやゲームマニュアルを手がけたのち、2001年より、『Y:ザ ラスト マン』の作画を担当。同作品の成果が称えられ、カナダのコミックアーティストに贈られるシャスター賞を受賞した。
(訳)江原健: 東京外国語大学大学院修了。翻訳会社にて翻訳コーディネーターとして勤務した後、2014年よりフリーランス。産業翻訳のほか、『Y:ザ ラスト マン』などグラフィックノベルや映画メイキング本の翻訳も多数手がけている。
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