地球規模の伝染病により、唯一とり残されてしまった地球最後の男、ヨリック・ブラウンの旅を描いた傑作グラフィックノベルの邦訳版第3巻。 ヨリックたち3人は、マン博士のバックアップラボに到着する。そこにはセトーケット・リングの追っ手が迫っていた。ヘレネのお守りを巡ってセトーケット・リングと355が争いを繰り広げるなか、マン博士は、ヨリックとアンパサンドという1人と1匹のオス(Y)だけが生き残ったその理由を突き止めようとしていた。はたして博士が導き出した答えとは?そして何者かによって連れ去られるアンパサンド――3人は彼を取り戻すべく、後を追うのだった。誘拐犯は一体どこへ向かったのか…。近年、トップクラスの人気を獲得したコミックブックシリーズのひとつで、アメリカコミック界で最も権威のある「アイズナー賞」の3部門を受賞。世界的ベストセラー作家スティーヴン・キングをはじめ批評家からも絶賛された傑作中の傑作。
|
巻末には、原作者ブライアン・K・ヴォーンによる本書収録の「第36話(BoyLosesGirl)」脚本全文の邦訳を掲載。 (作)ブライアン・K・ヴォーン: ニューヨーク大学在学中からプロとして活動し、バットマンからXメンまで、DCやマーベルの主要キャラクターのストーリーを執筆。現在米国で最も高い評価を受けているグラフィックノベルの原作者のひとりで、TVプロデューサーとしても『LOST』や『アンダー・ザ・ドーム』を手がけている。代表作はハーベイ賞、アイズナー賞、ヒューゴー賞を受賞した『サーガ』など。
(画)ピア・ゲラ: 米国ニュージャージー州生まれのカナダ人アーティスト。様々な独立系コミックやゲームマニュアルを手がけたのち、2001年より、『Y:ザ ラスト マン』の作画を担当。同作品の成果が称えられ、カナダのコミックアーティストに贈られるシャスター賞を受賞した。
(訳)江原健: 東京外国語大学大学院修了。翻訳会社にて翻訳コーディネーターとして勤務した後、2014年よりフリーランス。産業翻訳のほか、『Y:ザ ラスト マン』などグラフィックノベルや映画メイキング本の翻訳も多数手がけている。
|