その家には、亡き父の夢と家族の思い出が詰まっていた――。 亡くなった父親が大事に手入れをしてきた休暇用の家。兄妹たちは、家を売りに出すため、父亡き後に荒れ果ててしまった家を片付けに、それぞれの家族をともなってひさしぶりに集まった。働き者の父が丹精した家庭菜園、コツコツと作り上げてきた設備の一つ一つには、父が抱いた夢や憧れ、家族の思い出が詰まっていた……。
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【著】パコ・ロカ
【監訳】小野耕世 【訳】高木菜々 パコ・ロカ……1969年、スペイン・ヴァレンシア生まれ。2007年にフランスで出版された『皺』(小社刊行)が話題となり、人気がヨーロッパ中に拡大。同書はアニメーション映画にもなり、日本でも第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞した。
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