「ネカのオリジナルです」といえば何でも作れるのではないか…そんな謎を解き明かすべく、我々は髑髏島の奥地へと向かった。
そこには巨大な類人猿の姿が。ネカの新作のようだ。名前は「キングコング」の7インチフィギュアと書いてある。7インチは大きなくくり的なもので実際は8インチレベルの全高約20センチある。そういうところがネカらしい、通称「ネカい」。体のそこかしらに傷を作り、咆哮で威嚇する、森に君臨した(であろう)キングコング。全身に30個所ある可動ポイントにより、類人猿独特のポージングも可能のようだ。エイリアンやプレデターを中心にクリーチャーを多数立体化してきたネカなら造作もないことだろう。このキングコングの生態(フィギュア化)の確認により、他の巨大生物(でも7インチ)の可能性も広がった。ネカによる研究については追って報告する。
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【真面目レビュー】 今まで数多くのクリーチャーをフィギュア化してきたネカ。新たに発表したのはネカのオリジナルデザインとなる「キングコング」です。1933年公開の映画『キング・コング』から、近年では『キングコング 髑髏島の巨神』など、その誕生から80年以上も「大型猿人」として愛されたキングコング。今回はその圧倒的な力で統率してきたのか、体中に傷跡が残る姿で7インチフィギュア化しました。猿人たちの独特なプロポーションを踏襲しつつ、多数の可動域でアクションが楽しめる、7インチよりも大きい迫力ボディ。体毛表現もディテールで丁寧に再現されました。ネカが「今までやりたかったフィギュア」のように、そこかしこから愛が感じられる造型となっています。
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