ロン・チェイニー、ボリス・カーロフらと同じく、1920年代から銀幕で活躍した名優ベラ・ルゴシ。特に1931年に公開された映画『魔人ドラキュラ Dracula』で演じたドラキュラ伯爵の姿は、今日の「ドラキュラ像」を作ったといっても過言ではない、多大なる影響を世界に与えました。その出世作から数年前。ブロードウェイの舞台公演『ドラキュラ』でドラキュラ伯爵を演じていたベラ・ルゴシを、1/6スケールにてスタチュー化しました。肖像権を管理する「ルゴシ・エステート」から提供を受けた写真(オリジナル)や、当時の広告やアートから研究し、足りない部分は映画の映像や「ベラ・ルゴシのドラキュラ」のイメージから補完&アレンジにて構成。のちに「ユニバーサルモンスターズ」にカテゴライズされる「恐怖」の象徴ながら、貴族の優雅さに加え、妖美な顔立ちから「魅了」させる芸術。犠牲者の首元についた傷跡、白いドレスの裾にある刺繍などのディテール造型は目を見張るものがあります。
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