四天王像の中で、本尊の東方(左前)に配置される持国天を、手にした際にちょうどいい存在感と細密なディテールを味わうことができる全高約160mmサイズで立体化。
口をきつく閉じ、射るような目で睨む表情、身に纏う中国の唐時代の武将が纏うものをモチーフにした甲冑と衣、静的ながらも内部に秘められた力感を感じる佇まいなど、実物の持国天像が持つ雰囲気を見事に造形。
左手に持つ三股の槍、荒々しい形状の台座、動きのある形状で左右に垂れる帯などの各部ポイントも作り込まれている。
持国天の見所でもある、微妙な凹凸で表現される甲冑表面の装飾の作り込み、布や革、皮膚など異なる材質感を彫刻によって表現した風合いまでも再現している。
インジェクション成形の影響で各部のディテールや特徴的な曲線が金型成形の都合でつぶれてしまわないよう、組み立て完成時の美しさを重視した巧みなパーツ分割がなされている。特に、耳、甲冑の肩当てなどの細かい部位も高い精度で造形され、細部まで美しい姿が表現されている。
また、パーツ数も極力抑えることで、複雑な曲面の組み合わせによって形作られている持国天像の姿を簡単な組み立て工程で組み上げることが可能となっている
※こちらは未塗装のプラモデルとなり、画像は塗装済みの作例となります。
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