さまざまなおとぎ話のキャラクターを描く、J・スコット・キャンベルのアメコミ作品『Fairytale Fantasies』。そのコミックで描かれた「イービルクイーン」を、全高約44センチのスタチューとしてサイドショーが立体化しました。「誰が王なのか」を視覚的に象徴する王冠を被り、ボディスーツのようなドレス姿となったイービルクイーン。全体的にスタイリッシュなフォルムは、全高約44センチというサイズ以上の大きさを感じさせない、アート作品として絶妙なバランス。手にしたゴブレットからは、入れられたワインがまるで生きているかのように飛び出したり、足元に広がる妖気は髑髏の形を具現化させるなど、現代とは違う「魔法が存在する世界」を演出するエフェクトはさすがの一言。DX版では「魔法の鏡」が追加付属。造型はイービルクイーンと同じ意匠で、2つ並べると迫力が増すものの、やはり「芸術」な一体感を放つ、魅力ある逸品となりました。
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