『ファントム・オブ・パラダイス』、『キャリー』、『殺しのドレス』などと、1970年代から立て続けにメガホンを取った鬼才ブライアン・デ・パルマ。1983年、現在まで様々なシーンで絶大な影響力を誇る『スカーフェイス』を発表します。アル・パチーノが演じる主人公「トニー」アントニオ・モンタナを、ブリッツウェイがスタチュー化しました。複雑な内面の葛藤と感情、そして破滅。アル・パチーノが演じたトニーの姿を、全高約53センチ、1/4スケールの大型で再現。開発陣が「最も彼の個性が表れている」とし眼パーツを新開発して内蔵、相手をプレッシャーで押しつぶすような鋭い視線を見事演出しました。自然なシルエットを描くスーツはファブリック製で、その隙間から見えるネックレスや腕時計も抜かりなしのクオリティ。金色のフェンス、高級感のあるベルベットのカーペット、大理石調の斑紋が浮かぶ階段の台座はオリジナルデザイン。邸宅でのシーンをモチーフにして製作され、映画の終盤のあの緊張感が脳裏によみがえります。
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